2016年11月28日月曜日

「成りたい」<「したい」




先日掲示板の漫画家を目指したい人のスレを覗いたところ、
ご本人が「描きたいものがない」とおっしゃっていて、
描きたいものがあるから漫画家目指してるのではないのだろうか?
と疑問に思っていました。

自分の中では「漫画家=自分の創作した話を表現したい人」
だと思っていたのでちょい意外でした。
あくまで漫画というのは手段であって、
目的ではないというのが自分の認識です。

漫画を描くこと自体が目的の人も少なくはないと思うのですが、
「俺はこういう話が描きたいんだ!」とか
「俺はこのシチュエーションが好きなんだ!」という目的があって、
それを漫画という手段で表現した結果読者が共感してくれる
というのが本来だと思うわけです。

なんか”漫画家になって一山当てたいだけ”なんじゃないか?
という風にも一瞬思ってしまうわけです。
本当のところは本人しかわからない問題ですが…。

そうこうしているうちに別のスレでは
手っ取り早く神絵師になりたい、という一文が…。
きっとこれも表現したいものよりも、
チヤホヤされたいっていうのが先に来ているような気がします。

好きな事でお金を稼ぐことも承認欲求を満たすことも
おろそかに扱って良いことではないですが、
それが優先順位の何番目に来るのか?
という事はしっかりしといたほうが良いと思うのです。

知らず知らずのうちに逆転したりすることなので、これは自戒でもあります。
「描きたいから描く」というのを一番に保つこと。
気をつけなくてはなりません。

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